タンパク質は体内で様々な物質の運搬や、酵素や抗体として働きます。
CRPは炎症を示す指標となります。
腎臓は体液を常に一定に保つため、水やイオン濃度の調節や老廃物処理、タンパク等の再吸収をしています。BUN、CRE、UA値は腎排泄機能を良く反映します。電解質は、バランスが崩れる事により水分代謝等に影響を与えます。
心臓は体中に血液を送り出すポンプの役割をしています。心臓に負荷がかかると心不全、心臓の中の血管が詰まってしまうと心筋梗塞となります。心臓の異常を早期に見つけるためには、上記以外の検査項目を組み合わせて評価する場合もあります。
血中のコレステロールは腸から食事成分の吸収と肝臓での合成、胆道での排泄でバランスが保たれます。食事から吸収されるほとんどが中性脂肪です。HDLコレステロールは善玉コレステロールとも呼ばれ、動脈硬化を防ぐ作用があると言われています。一方、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化の発症・進展に関係します。
鉄は血液のなかで酸素を運搬しています。鉄分が不足すると、貧血になります。貧血には様々な原因があるのでどのような理由から貧血になっているのかを調べるためにはTIBC・UIBC・フェリチンが役立ちます。
疾病から免れることを免疫といいます。細菌やウィルスから体を守る機能の重要な役割を果たすものにIgGなどの抗体があります。また自分にとって無害か、有害かを認識することも「免疫」といいます。免疫機能の過剰反応にはアレルギーや自己免疫疾患が含まれます。