当院は昭和53年、済生会中央病院の専門医を招聘して、周辺の病院に先がけて糖尿病専門外来を開設しました。それ以来当院かかりつけの糖尿病患者数は増え続けています。糖尿病と診断されたばかりの患者様に対する教育指導からすでに合併症が進行し多くの科と併診を行っている患者様まで、あるいは糖尿病昏睡などの救急、さまざまな理由で治療困難な症例など、幅広くどんな病態の患者様にも対応しております。このような診療は、周辺の診療所、特に糖尿病専門の診療所との緊密な連携により可能となっております。
糖尿病内科担当医師は5名おり、うち3名は糖尿病専門医でかつ指導医の資格も持っています。糖尿病の診療はチームで行っており、医師の他、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床心理士から成っています。CDEの資格を持っている者が多く皆非常に熱心で、入院及び外来の糖尿病教育は極めて充実しています。これは公立病院ならではの特徴と思います。教育入院の方を中心に、血糖の日内変動をCGMにて評価することも行っております。また、当院は総合病院であり、小児科、産科以外のほぼすべての科が揃っていますので、多様な糖尿病合併症に対応できます。
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糖尿病(1型、2型、その他の糖尿病)内分泌疾患高脂血症
井田病院では 1週間および2週間の2種類のコースの糖尿病教育入院を行っております。糖尿病に関する知識を得ていただく、実際に糖尿病食を経験していただく、等の他、眼科や歯科受診をはじめ全身の検査も行います。
教育入院のお申し込みには糖尿病外来を受診していただく必要があります。
井田病院10番内科外来月曜~金曜 午前8時30分~午後5時電話:044-766-2188(代表)
当院は日本糖尿病学会の教育認定施設でかつ日本専門医機構の内分泌代謝糖尿病領域専門医取得のための研修も可能です。当院で研修され、専門医を取得された医師もこの10年で多数おります。総合病院であり各科が揃っておりますので多様な糖尿病合併症に対応できるとともに、他科の医師に相談できますのでご自分の勉強にもなります。糖尿病専門医を目指す後期研修医の先生には、糖尿病外来を担当して多くの症例を経験していただきます。内科全体のカンファレンスとは別に糖尿病内科のカンファレンスは週1回、勉強会は適時行っています。学会や研究会へは積極的に参加していただきます。