(令和4年7月より受入れ再開しています)
当院は結核病床を有しており、結核患者を受け入れております。喀痰抗酸菌塗抹陽性などで排菌が確認されている場合や、排菌が強く疑われる病状の場合には、必ず医療機関の医師より事前にお電話でご相談ください(代表:044-766-2188)。担当医師が電話で状況をお伺いし、調整いたします。事前にご連絡がない場合、直接患者様が来院されても満床で受け入れができない可能性があります。なお、患者様からのお問い合わせには直接対応致しかねますのでご了承ください。
当院に患者様をご紹介いただいた後に、喀痰抗酸菌検査で培養結果が判明し次第、必ずご連絡をお願いいたします。菌量が少ない場合、当院へ転院後に菌検出が困難なことがあり、その際に貴院での検査結果が重要です。
当科では、呼吸器疾患全般の診察依頼を受け入れております。主治医の先生や患者様のご希望があれば積極的に逆紹介もしておりますので、診断治療にお困りの際には、お気軽にご相談ください。
スパイロメトリー(肺拡散能Dlcoも可能)、FeNO、HRCTも常時実施しておりますので、貴院で診断に必要な追加検査のご希望がありましたら、ご紹介時に紹介状等でお申し付けください。逆紹介として検査結果をお送りさせていただきます。
当科に通院中の方で、具合が悪くなった場合、夜間や休日には当直医が対応しますので、来院前にお電話でご連絡ください。また平日日中の場合は、容態によって救急外来もしくは内科外来をご案内しますので、来院前にお電話でご確認ください。
当院に通院中に、大学病院やがんセンターなどの高次医療機関の受診をご希望される際には、セカンドオピニオンを含めて紹介状を作成しております。
また他院を受診中の患者さんで当院医師の意見をご希望される場合、当科外来でもセカンドオピニオンの対応をしておりますので、地域医療部までご連絡ください。
患者さんにとってよりよい医療を提供できるよう尽力します。
当科では、あらゆる呼吸器疾患を診療の対象としております。気管支鏡検査や呼吸機能検査をはじめ、標準的な検査と標準治療を一通り完遂することができます。FDG-PET/CTやEBUS-TBNAなどの特殊な機器を要する検査は、川崎市立川崎病院をはじめ近隣の施設と連携して行っています。
入院中の患者については、毎週呼吸器内科病棟カンファレンスを行っています。医師、病棟看護師、退院調整看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリ担当者、社会福祉士といった多岐にわたる職種が積極的に参加し、情報共有を行っています。また病気の診断や治療全般に関しても、毎週医師による症例カンファレンスを実施し、方針の確認や知識のアップデートを行っています。
地域がん診療連携拠点病院として、肺癌の診療にも力を入れています。症例カンファレンスでは肺癌の画像診断、病期分類、治療方針の確認などを行い、ガイドラインに基づいた集学的治療ができる体制を整えています。通常の気管支鏡検査では診断が困難な肺病変に対しては、正診率の高いCTガイド下肺生検を実施し、確実な診断を心掛けています。肺の手術が必要となった患者さんは、呼吸器外科の医師に迅速に紹介させていただきます。放射線治療が必要となった患者さんは、放射線治療科の医師と連携し、必要があれば当科に入院の上で治療を受けていただけます。
また当院の特色でもある在宅ケア・緩和ケア部門との連携も進んでおり、対象となる患者さんには、在宅療養支援・在宅ケア(訪問診療、訪問看護)や、隣接する緩和ケア病棟(ホスピス)への入院もご案内しております。
呼吸器疾患全般を対象としています。
肺癌、転移性肺腫瘍、その他の腫瘍性疾患(悪性胸膜中皮腫、胸壁腫瘍、胸膜腫瘍、縦隔腫瘍、胸腺腫など)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)(肺気腫など)、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核、非結核性抗酸菌症、肺真菌症、肺炎、びまん性肺疾患(間質性肺炎、好酸球性肺炎、サルコイドーシス、過敏性肺臓炎、薬剤性肺炎など)、自然気胸、胸膜炎、膿胸、気管・気管支狭窄、睡眠時無呼吸症候群
月曜日から金曜日の午前中に行っています(初診は午前中のみですので、午前11時までに受付をお済ませください)。専門外来として、在宅酸素外来及び禁煙外来を設けています。
呼吸器外科の外来担当は外来診療表を参照してください
血液検査:一般検査および特殊検査(肺結核の感染の診断に有用なクオンティフェロン検査など)、アレルギー検査、動脈血液ガス分析など 喀痰検査:一般細菌、真菌、抗酸菌など 胸水検査:穿刺、ドレナージ 頚部・鎖骨上窩リンパ節吸引細胞診、腫瘍遺伝子解析 胸部画像診断:単純レントゲン、CT、MRI、核医学検査(シンチグラフィー)、血管造影検査など CTガイド下生検 呼吸機能検査 気管支鏡検査
当院は日本呼吸器学会呼吸器内科領域専門研修制度基幹施設、日本感染症学会認定研修施設、日本アレルギー学会アレルギー専門医教育研修施設に認定されています。 地域がん診療連携拠点病院として、がん化学療法、放射線療法、緩和医療を含めて、幅広い分野にわたり集学的な診療を行なえます。
結核病棟があり、結核、非結核性抗酸菌症、肺真菌症などの症例が豊富です。
肺がん検診を実施しており、豊富な胸部X線写真の読影経験を積むことが出来ます。
急性および慢性の呼吸不全に対する呼吸管理(在宅酸素療法、非侵襲的陽圧換気を含む)を経験できます。