当院では患者様中心の診療体制を目指すため、医療側の垣根をとり臓器別疾患別にセンター化を構成しております。当センターでは消化器系の臓器、食道・胃・腸(小腸・大腸)・肝臓・胆嚢(たんのう)・膵臓(すいぞう)に関連した疾患を全般的に診療します。
消化器内科・消化器外科・肝臓内科・外科・腫瘍内科・緩和ケア内科の専門医が中心となり、栄養師、薬剤師、理学療法師、言語聴覚士、臨床心理士、メディカルソーシャルワーカーとともに診療を行っております。
夜間でも、緊急手術・内視鏡処置が行える体制を整えています。
毎月、手術症例を他病院・診療所の先生方と共に、画像所見・手術所見・顕微鏡所見を見直し、透明性のある開かれた診療を目指しています。
消化器センター長 伊藤 大輔消化器副センター長 有澤 淑人
消化器がん(食道がん・胃がん・大腸がん・肝がん・膵がん・胆嚢がん・胆管がん)、慢性肝疾患、炎症性腸疾患(IBD)等。
現在のがん治療は、手術・放射線治療・化学療法・緩和ケアの4つの治療法を柱としています。手術療法、放射線治療、抗がん剤治療などの専門領域の技術と知恵を集め、それぞれを単独で行うより、いくつかの治療法を組み合わせることで高い効果が期待できます。このようにして患者さんに最適な治療を行うのが「集学的がん治療」です。当センターでは専門領域の医療従事者が連携をとり、患者様にとって良い集学的治療を提供できるよう日々精進しています。残念ながら、積極的ながんの治療が難しくなった患者様についても、毎週木曜日に行われているセンターの症例検討会で緩和ケアの先生と相談し、より良い終末期医療について相談しています。